タナカ農産グループの誕生

タナカ農産グループが誕生したのは、昭和六十二年の食糧管理法改正がきっかけになりました。
それまで農家は、生産した米を農業協同組合にしか売れなかったのが、一部を直接消費者に売ることが可能になりました。
ところが、制度はできても販路の確保が難しかったため、実践する農家はほとんどいませんでした。

そうした中、農業とともに蚊帳などを全国に生産販売する会社を経営する田中が、法改正にいち早く目をつけ、周囲の農家にも声をかけながら、直販の実践に動き出しました。

田中の呼びかけに地域の仲間五人が応え、タナカ農産グループが旗揚げすることになりました。

この背景には、「旨いと定評のある東郷米なのに、農協の買い入れが県内一律なので、他の米との違いを味わってもらえず、お客様に届くまでに価格も高くなってしまう」という従来の食管制度に対する疑問がありました。

また、東郷地区には以前からトラクター、コンバイン、田植え機などの農機具を共同で購入し、農業経営の低コスト化を図るなど共同利用に対する信頼感があったことも、事業を軌道に乗せるための大きな助けになりました。

 

安定品質・安定供給で安心・安全なお米を

当グループをご利用いただいているお客様の増加の一つのきっかけとして、平成5年の全国的な米の不作がありました。

米穀店やスーパーの店頭から国内産米が姿を消し、店頭に長い行列ができる騒ぎになった際にも、会員の皆様には安定的にお米を送らせていただきました。
この時に有機栽培米のおいしさを改めて認識し、「東郷米」の固定ファンになっていただいたお客様も多くいらっしゃいました。

私たちが生産し、お客様に発送させていただくお米は、古米は全く含まず、銘柄米を100%袋詰め。

国際情勢の変化により、安価な輸入米が出回り、食の安全性が不安視されています。

こうした米事情が不透明な時代ではございますが、お客様に安心してお米を食べていただけるよう、これからも務めてまいります。

令和元年を迎えて、私たちの新しい取り組み

令和の新たな時代が始まりました。

平成の30年で日本の農地は40%もの減反となりました。

米を食べる人も減り、かつ食べる量も減っていきました。
一年間の一人当たりの米の消費量は、平成元年が約120kg(2俵)に対し、平成31年では約56kg(1俵弱)と半減。
と同時に、世間と同じように農家も高齢化が進み米農家も少なくなりました。

私たちタナカ農産グループでは、毎晩の話し合いにより、6年前から3町内での農地の集積・集約化を進め、104枚あった田を70枚の田(1枚当たり約4,000㎡(約1,200坪))に集積・集約化し、同時に暗渠排水工事も、再度行い乾田化しました。
その上で、大型機械の導入と平成28年より福井・愛知・富山・石川の各県農林部や農業試験場・各県先進生産グループのご指導・ご支援をいただき日本最初のV溝乾田直播の特別栽培米の試験栽培を行ってきました。

令和の新しい試みとして、皆様に新商品の減農薬・有機肥料使用の東郷米を試験販売する予定です。

私たちタナカ農産グループは、「安全・安心で美味しいお米を食べたい!」人がいる限り、また「日本の米と自然を守り、子孫へ!未来へ残すこと!」という設立の趣旨を守り続けていく覚悟です。

変わらぬご支援の程よろしくお願い致します。